トラウマ解消ガイド TOP → トラウマと関係する病気 解離性同一性障害

解離性同一性障害

トラウマと「解離性同一性障害」は、切っても切れない関係にあります。解離性同一性障害というのは、何らかの事故や酷い虐待・いじめなどによって心的外傷を受け、「自我の同一性」が損なわれる病気のことです。

「多重人格(二重人格)」というのをご存知でしょうか。それと全く同義語というわけではありませんが、簡単に言ってしまうと「解離性同一性障害」というのは、1人の中に、2人以上の人格が存在していることを指します。

何故このような症状になってしまうのかというと、心的外傷を受けた際、「自分の身代わり」になる人格を作ることによって、「私は痛くない」「私はこの痛みと全く関係ない」という逃避を図る為です。これによって生まれた新しい人格は、とても凶暴になったり、逆にとても怖がりになったり、新しい人格に別の名前がついていることもあります。

例えば、「A子」という女の子が幼少期に虐待を受けて新しい人格を作り上げた場合、「A子」の中に「B子」「C夫(女の人格とは限りません)」「D美」「E代」など、A子を含め、架空の5人の人格が、A子の体に入っている場合もあります。この時、A子の人格がしっかり表に出ている時はA子の記憶が、B子の人格が表に出ている時はB子の記憶が、C夫の人格が表に出ている時はC夫の記憶が……、など、各々の人格がそれぞれの記憶を持っている為、記憶喪失にも似た感覚に陥ることがあります。

稀に、「A子」「B子」同士で記憶を共有したり、5人の人格が1つの記憶を共有することもあるらしいですが、人によって様々なので断定は出来ません。このように人格が分裂してしまうのはトラウマによるものであり、治療法も今は「これ」と言ったものが解明されていません。

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